岡山県在住
更新日 2022/7/24
19時30分頃電話しました。
橋本峰陽さん89歳。 普通に電話で会話できました。
息子57歳(知的障害)は、作業所に行っている。
2021年2月、父子同時に後見人が選任された。
通帳、カードなどは後見人に持っていかれ、今は15日に40,000円、月末に4万円を送ってくる。
2017年ころ岡山市から引っ越ししてきた。
九州に姪がいる。兄弟も近くに住んでいる。
後見人は弁護士 佐藤演甫(えんほ)氏(岡山市に弁護士事務所がある。)が代表を務めるNPO法人井笠いきいきネット。
息子の作業所の理事の友人。
後見人は要らないと言っても、誰も聞いてくれない。
父の峰陽さんは、話し方はゆっくりですが、普通のおじいちゃんでした。
家族会に入会したいが、お金がない。と言われました。
ご本人の意向に沿って、後見取り消しの申し立てをサポートいたしました。
精神科で鑑定を行い、後見が取り消しとなりました。
後見申立の際に、社協の社会福祉士らが、かかりつけ医師に後見診断書を依頼しました。
後見申立の際の診断書(表面)
後見申立の診断書を書いた医師に再び後見の診断書を依頼した。
峰陽さんは、後見人が付いた事で起こった変化は、『自身と息子の通帳や現金がとりあげられた』という事、そしてこれまで責任ある家長として何十年も持っていた実印の印鑑証明が消滅した事でした。
一方、長男の通う作業所は、父親の峰陽さんに署名を求めたり、銀行では、自身で振込みをしていました。
峰陽さんは、息子の望さんの『後見開始の審判の取り消し』申立てをしました。
家裁で受理され、望さんの鑑定料(予納金)50,000円も納めましたが、その後家裁からは何も連絡がありません。峰陽さんも2月から2か月大病で入院生活を送られ、連絡が止まっていました。(現在は、ご自宅に戻り、すっかり元気になられました。)
ジャーナリスト長谷川学さんが峰陽さんと後見に関わった周囲を取材してくださり、「月刊Hanada」2023/2月号に10ページの特集で掲載されました。
2022年12月初めにコロナウイルスに感染され、入院されました。
その後、体調がすぐれず、現在介護施設のショートステイを利用されています。
少しずつ身体も動かせるようになっておられます。お話しはゆっくりですが、しっかりされています。