衆議院予算委員会　日本維新の会・中司宏衆議院議員質疑

「時間がありませんので、指摘、要望にさせていただきます。
成年後見制度に関しましては、家族が引き離されたり、
家族が崩壊させられる事案というのがですね、制度のトラブルの解決を目指す
【後見制度と家族の会】に多く寄せられている実態があります。
家族による虐待を疑われてですね、突然親が連れ去られたケースとか
一方的に施設に入所させられて、家族を面会させないケースとかですね、
ひどい所はですね、親が亡くなって荼毘に付されて
お骨になって帰されるまで所在を知らされなかった。
そういうケースもありまして、人権侵害を見まがうところもあります。
また、後見人が家族以上に権限を持っていることや、
いったん決まった後見人を代えることが出来ない
そういうトラブルが多くありまして、
高齢化の進展に比べて、後見制度が普及しないのは、
トラブルとか課題への対応が不十分で、家族の不安が払拭されていないからだと感じております。
そこでですね、これ、来年に法改正が予定されていますけれども
その見直しに当たっては、
制度の利用者の実態調査を十分にやっていただきたい。
実態調査を実施していただきたい。
そして、特にこの制度で不利益を被った方々、
当事者の声をしっかりと把握し、反映した
より良い制度に改正していただきますように
ここに強く指摘といいますか、要望させていただきまして、
私の質問を終わらせていただきます。
どうもありがとうございました。」
（令和７年１１月１０日、衆議院法務委員会）